2018.01.19 (Fri)
ビタミンとは
こんにちは。
明日、1月20日は二十四節季で言うと“大寒”で、
1年を通じてもっとも寒さが厳しい頃とされています。
来週は、この冬最強となる寒波で気温がさらに低くなる
ようですので、どうぞお体にお気をつけくださいませ。
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今日はビタミンのお話です。
●ビタミンとは?
⇒生命活動を維持するために不可欠な微量栄養素で、
≪生命≫を維持する「VITA(ラテン語)」が語源です。
●ビタミンの特徴
⇒糖質や脂質、たんぱく質(三大栄養素)のように
体を動かすためのエネルギー源にはなりませんが、
体が正常に機能するために必要不可欠です。
現在、13種類がビタミンとして認められています。
ビタミンは体内では合成できなかったり、合成出来て
も必要量が不足しているため、必ず食品から摂取を
しなければならず、不足すると欠乏症が起きます。
●ビタミンの生理作用とは
⇒多くのビタミンは、糖質や脂質、たんぱく質などの
代謝を円滑に行われるための潤滑油のような働き
があります。また、皮膚や骨などの健康を保つ働き
も持ちます。
2017.09.22 (Fri)
たんぱく質のはなし③
こんにちは。
今日はたんぱく質のはなしの続きです。
たんぱく質は、血や筋肉の材料になる、身体の主成分です。
そのたんぱく質を構成している“アミノ酸”や、アミノ酸が結合している
“ペプチド”にはとてもたくさんの種類があり、それらは独自の機能性を
持っており、注目されています。
例えば牛乳などに含まれる“カゼインホスホペプチド”は、カルシウムの
吸収を高める効果があり、またアスパラガスやもやし、肉類に含まれて
いる“アスパラギン酸”には疲労回復効果があるとされ、栄養ドリンク剤
などにもよく利用されています。
たんぱく質に限ったことではありませんが、
多種類の食品を食べることで、様々な成分を摂取することができます。
主食・主菜・副菜をそろえて、バランスの良い食事を心がけたいですね。
2017.08.31 (Thu)
たんぱく質のはなし②
「プロテイン」という言葉は、
テレビなどで耳にすることも多いのではないでしょうか。
今日はそのプロテインについてお話したいと思います。
プロテイン(protein) とは、ギリシャ語の「第一の物質」が語源で、
本来はたんぱく質全般のことを意味するのですが、日本でプロテイン
というと、サプリメントとして売られているプロテインをさす言葉として
使われることが多いです。
このサプリメントのプロテインは、スポーツをする人などにむけて、
たんぱく質を効率よく摂取し、筋肉を大きくする効果を期待して
開発されたもので、食品として位置づけられています。
ちなみに、筋肉を発達させるには、単にプロテインだけを摂取する
のではなく適切なトレーニングを行ってこそ利用効率が高まります。
またプロテインだけでなく、ビタミンなど他の栄養素の摂取も必要です。
様々な理由で筋肉量を増やされたい方からのご相談を受けますが、
サプリメントはあくまでも補助的なもので、食事バランスを整えることが
大切です。その方その方にあった対処法がございますので、
お気軽に管理栄養士にご相談くださね。
2017.08.04 (Fri)
栄養の日
こんにちは。
あまり知られてはいませんが、今日、8月4日は“栄養の日”です。
日本栄養士会では、8月4日を「栄養の日」、8月1日~7日を「栄養週間」として、
全国の管理栄養士、栄養士とともに、日本中のみなさんの「栄養を楽しむ」
生活を応援しています(^^)
食べる、必要な栄養素を体内に取り込みカラダをつくる、
その代謝を通じて生命を維持する一連の営みを「栄養」といいます。
例えば、大切な誰かと一緒に食べる食卓には思いやりがあること。
例えば、バランスのとれた食事にココロが満たされること。
「栄養」というと難しそうに聞こえるけれど、大丈夫。
じつは、その「たのしい!」の笑顔が、健やかなカラダをつくるのです。
(日本栄養士会HPより抜粋)
食事療法中であっても、食を楽しむことを諦めることはありません。
ぜひ、管理栄養士までご相談ください。
2017.07.28 (Fri)
夏バテ予防の食事
毎日暑い日が続いていますね。
この暑さや、また急な天候不順などによる気圧変化によって
夏バテして食欲が出ないとのご相談を受ける機会が多いため、
今日は、夏バテ予防の話をしたいと思います。
暑い⇒食欲がない⇒さっぱりしたものが食べたい
⇒麺類だけで食事を済ましたり、西瓜など、冷たく冷やした
果物を沢山食べる など・・・
よくありそうなこの食習慣が、実は夏バテの原因となり、
また症状を悪化させてしまうのです。
夏バテの原因として、栄養バランスの崩れ、特にビタミンB1の
不足があげられます。
ビタミンB1は、汗や尿とともに排泄されます。
また、穀類など糖質の代謝をサポートする働きを持つため、
上記のように麺類や果物が多くなると、消費量も増え、さらに
不足になってしまうのです。
夏バテ予防の食事の基本は、主食+主菜+副菜をそろえること。
穀類だけに偏らずにすることが大切です。
麺類を食べる場合でも、
具沢山にしたり、おかずを組み合わせて食べるようにしましょう。
また、不足しがちなビタミンB1を豊富に含む食品(下記を参照)も、
意識的に取り入れても良いでしょう。
豚肉、うなぎ、たい、シマアジ、まいたけ、えのきだけなど
食生活に留意し、健やかに夏を過ごしたいですね。