2017.07.28 (Fri)
夏バテ予防の食事
毎日暑い日が続いていますね。
この暑さや、また急な天候不順などによる気圧変化によって
夏バテして食欲が出ないとのご相談を受ける機会が多いため、
今日は、夏バテ予防の話をしたいと思います。
暑い⇒食欲がない⇒さっぱりしたものが食べたい
⇒麺類だけで食事を済ましたり、西瓜など、冷たく冷やした
果物を沢山食べる など・・・
よくありそうなこの食習慣が、実は夏バテの原因となり、
また症状を悪化させてしまうのです。
夏バテの原因として、栄養バランスの崩れ、特にビタミンB1の
不足があげられます。
ビタミンB1は、汗や尿とともに排泄されます。
また、穀類など糖質の代謝をサポートする働きを持つため、
上記のように麺類や果物が多くなると、消費量も増え、さらに
不足になってしまうのです。
夏バテ予防の食事の基本は、主食+主菜+副菜をそろえること。
穀類だけに偏らずにすることが大切です。
麺類を食べる場合でも、
具沢山にしたり、おかずを組み合わせて食べるようにしましょう。
また、不足しがちなビタミンB1を豊富に含む食品(下記を参照)も、
意識的に取り入れても良いでしょう。
豚肉、うなぎ、たい、シマアジ、まいたけ、えのきだけなど
食生活に留意し、健やかに夏を過ごしたいですね。
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2017.07.07 (Fri)
たんぱく質
今日はたんぱく質の話をしたいと思います。
たんぱく質は、筋肉や臓器、また皮膚など、私達の身体の
主成分となり、また酵素やホルモンの材料にもなる栄養素です。
たんぱく質は、数百以上のアミノ酸がつながっているもので、
そのつながり方やアミノ酸の種類によって色々なたんぱく質があります。
(例えば、よく耳にする“コラーゲン”も、たんぱく質です)
アミノ酸は、自然界には500種類以上もあると言われていますが、
私達の身体を作っているのは20種類です。
このうち、身体で合成できないアミノ酸は必須アミノ酸と呼ばれ、
食物から摂取しなければなりません。
アミノ酸には、それぞれ異なる働きがあることが分かっており、
例えばアスパラギン酸は、身体を動かすために必要なエネルギーの
生成を助ける働きがあるため、スポーツドリンクなどに配合されています。
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